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コーチの請求書:回数券と前受金の書き方

ノートパソコンでコーチングセッションの回数券の請求書を作成するコーチ
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コーチの請求書には、重複しない連番の請求書番号、発行日、あなたの氏名と税務上の登録番号、顧客の氏名と住所、セッションの内容(回数・時間・日付)、1回あたりの単価、合計額、そして課税する税額か、課税しない理由を示す記載が必要です。コーチングならではのポイントは請求の仕方にあります。前払いの回数券、長期プログラムの前受金、そして企業が社員のコーチング費用を負担するケースです。

このガイドは、ライフコーチ、キャリアコーチ、ビジネスコーチ、エグゼクティブコーチ向けです。必須項目の正確な範囲は国によって異なるため、所轄の税務当局のルールを必ず確認してください。最後の章では、多くの読者が活動しているフランスのルールを取り上げます。パーソナルトレーナーの方には、パーソナルトレーナー向け請求書ソフトのページがより適しています。

コーチングの請求書に必ず入れる項目

ほとんどの税制で、求められる基本項目は共通しています。

  1. 請求書番号:重複せず連続した番号(2026-001、2026-002…)。欠番や重複は避けます。
  2. 発行日とサービスの提供日または期間:1回のセッションなら日付、プログラムなら「2026年11月4日〜12月20日」のように期間を書きます。
  3. あなたの情報:氏名または屋号、住所、登録番号などの税務上の番号。
  4. 顧客の情報:個人なら氏名と住所、企業なら正式な社名と住所。
  5. 内容:セッション数、1回の時間、形式(対面・オンライン)、単価。
  6. 金額:税抜金額、値引き、税額、請求金額。
  7. 税:税率と税額。課税しない場合は、税務当局が求める免税の記載。
  8. 支払条件:支払期日、支払方法、企業向けには遅延時の条件。

企業が支払う場合、発注番号があれば記載しましょう。発注番号がないと支払処理を止める経理部門は少なくありません。

まだ請求書ソフトがない場合は、無料の請求書ジェネレーターで、税設定を反映した番号付きの請求書を数分で作れます。登録不要で、PDFをダウンロードしてそのまま送れます。

回数券(セッションパッケージ)の請求方法

コーチングで最も多い形が回数券です。6回や10回のセッションを前払いでまとめて購入してもらい、少し割り引くことも一般的です。請求書は、顧客が何を買ったのかがひと目で分かり、もめたときには証拠になるものでなければなりません。

例:キャリアコーチの佐藤さんが、個人の顧客に転職支援プログラムを販売するケース。

内容数量単価金額
個別コーチングセッション(60分・オンライン)「キャリアチェンジ」回数券、2026年11月4日〜12月20日615,000円90,000円
終了時の書面レポート10円0円
小計(税抜)90,000円

その下に該当する税額(または免税の記載)と請求金額を書きます。支払条件の例:「回数券はお申し込み時にお支払いください。有効期限は2027年1月31日です。24時間前を過ぎたキャンセルは1回分として消化します。」

守りたいルールは3つです。

  • サービスごとに1行、数量と単価を書く。「コーチング一式 90,000円」では何も伝わらず、誰も守れません。
  • 回数券の有効期限を請求書に書く。メールだけでは不十分です。1年後に残りの回数を求められるトラブルを防げます。
  • キャンセル規定を、コーチング契約の内容どおりに繰り返す。

事前に見積書へ署名してもらっている場合は、その明細をそのまま請求書に写しましょう。顧客は自分が合意した内容を確認できます。

長期プログラムの前受金

3か月のプログラムやチームコーチングでは、契約時に前受金を受け取るのが一般的です。前受金は受け取った時点で、通常の連番の次の番号で請求書を発行します。終了時の最終請求書には総額を記載し、前受金(前受金請求書の番号を明記)を差し引いて、残額を示します。

例:中小企業向け3か月のリーダーシッププログラム、税抜360,000円の場合。

  • 請求書 2026-051(11月4日):前受金30%、108,000円
  • 請求書 2027-003(1月末):プログラム総額360,000円、請求書 2026-051 の前受金108,000円を差し引き、残額252,000円(該当する税を加算)

前受金を気まずくなく依頼したいときは、前受金依頼のメールテンプレートの文例が使えます。

個人客と企業負担:2つの請求の仕方

個人の顧客社員のコーチングを企業が負担
請求書の宛名コーチングを受ける本人企業(正式な社名と住所)
支払い多くは前払い(1回ごと、または回数券)期日払い(30日が多い)、発注番号に基づく
追加項目ほとんどなし発注番号、企業の税番号、遅延時の条件

企業が社員のコーチング費用を払う場合、顧客はその企業です。やり取りするのがコーチングを受ける本人だけでも、請求書の宛名は企業にします。内容欄は控えめに(「個別コーチング 8回 2026年10月〜12月」など)。請求書は経理を通るので、コーチングの目標まで書く必要はありません。

フランスで活動するコーチの追加ルール

フランスでマイクロアントルプルヌール(auto-entrepreneur)としてコーチングを行う場合、フランスの法律で追加の記載が求められます。2026年11月3日に公式サイト service-public.gouv.fr で確認した内容です。

  • あなたの身元:氏名の前後に「Entrepreneur individuel」または「EI」と付け、住所とSIREN番号を記載します。
  • VAT免税(franchise en base):2026年、サービス業は前年の売上が37,500ユーロ未満、当年の売上が41,250ユーロ未満であれば免税のままです。その場合、すべての請求書に 「TVA non applicable, art. 293 B du CGI」 と記載します。41,250ユーロを超えると、超えた日からVATが発生し、コーチングには標準税率20%がかかります。
  • 企業の顧客:支払期日、遅延損害金の利率、回収費用として定額40ユーロの補償を記載します。早期支払割引がない場合は「Escompte pour paiement anticipé : néant」と書きます。
  • 電子インボイス:2026年9月1日から、VATの対象となるフランスのすべての事業者は電子インボイスを受け取れる体制が必要です。2027年9月1日からは、零細事業者もフランス国内の企業顧客に対して、認定プラットフォーム(plateforme agréée)経由で電子インボイスを発行しなければなりません。個人顧客への売上は別途データを報告します(e-reporting)。スケジュールと形式はフランスの電子インボイスガイドで詳しく解説しています。

顧客への送信と税務当局へのデータ送信を行うのは、ご自身で選んだプラットフォームだけです。

よくあるミス

  1. 回数券に有効期限がない:有効期間を請求書に書きましょう。
  2. 企業が払うのに本人宛てで請求する:支払う人が顧客です。
  3. 番号の順番が乱れる:前受金の請求書も、ほかと同じく連番の次の番号を使います。
  4. 請求が遅れる:回数券は申し込み時に、単発セッションは当日に請求します。
  5. 免税の記載を忘れる:税を課さないなら、その理由を税務当局が求める文言で記載します。

もう悩まないためのツール

顧客が数人なら、きちんと埋めたテンプレートで十分です。それ以上になると、ソフトを使えば番号のミスや記載漏れを防げます。KipBillでは、免税の記載をデフォルトの備考に一度保存しておけば毎回入力する必要がなく、承認された見積書をそのまま請求書に変換できます。Starterプラン(月額$3.49から)では定期請求書と自動リマインダーも使えます。無料プランでも顧客5件まで請求できます。アカウントを作成して、最初のコーチングの請求書を数分で送ってみてください。

よくある質問

コーチは消費税やVATを請求する必要がありますか?

国と売上によります。多くの国では、一定の売上基準を下回る小規模事業者は免税となり、基準を超えるとコーチングには通常、標準税率がかかります。免税の場合は、税務当局が求める記載を各請求書に入れてください。

セッションごとに請求書が必要ですか?

いいえ。回数券を申し込み時にまとめて請求しても、1か月分のセッションを1枚の請求書にまとめても構いません。大切なのは、実施したすべてのセッションが請求され、内容欄から追えることです。

オンラインコーチングだと請求書は変わりますか?

国内の顧客であれば変わりません。内容欄に形式を書いておけば十分です。海外の顧客の場合、税のルールは顧客が企業か個人か、どこにいるかで変わるため、請求前に確認してください。

前受金は別の請求書にすべきですか?

はい。受け取った時点で前受金の請求書を発行し、最終請求書でその番号を明記して差し引きます。

フランスのルール:entreprendre.service-public.gouv.fr(F31808、F21746、F23266、2026年11月3日確認)。本記事は税務上の助言に代わるものではありません。

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